山国・NAGANOの生気溢れる地へ 日本アルプスの雄大な山々、豊かな森林や清らかな川など、四季折々の表情をみせる長野県。高い山々を有し、全国で3000m峰の数は全部で23座、そのうち15座（含・県境が接している山は12座）が長野県にあり全国一を誇る。 4万年ほど前に遡ると、人々は大型動物を追って暮らしを始めていたそうだ。県北部の野尻湖付近の出土石器や動物の骨からは、人人々が多くの動物を捕獲し、解体したことがわかる。縄文時代には、八ヶ岳南麓をはじめ県内各地に豊かな文化が出現。優れた土器や土偶が出土されている。 風光明媚な長野県は、湖や山脈など勇壮な自然に囲まれた強いエネルギーのパワースポットが数多く存在。杉の大木が圧倒的感動を伝える戸隠神社などのマストスポットなどは是非押さえたい。また、諏訪湖付近から紀伊半島、阿蘇山まで続く、西南日本を内帯と外帯に分ける中央構造線付近の伊那市の分杭峠は、波動スポットとして週末は多くのひとが訪れる場。超パワースポットが点在する長野県で、パワースポット巡りをしてみてはいかがだろう。 奥社杉並木（戸隠神社） 奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる。日本有数のパワースポット。平安時代末には修験道の修行の場として栄える。奥社は随神門を抜け17世紀に植えられたとされる杉木立に一歩入ると一瞬空気が変わる……と誰もが言うほど、神聖感が漂う。 分杭峠 標高1424mの日本最大の断層「中央構造線」が縦貫する分杭峠。伊那市長谷と大鹿村の境に位置し、杭を分ける峠というように、現在は郡境となっている。未知のエネルギーがあり、心身を活性化してくれると言われる。 磁場坂 関東から四国を通り九州まで繋がる中央構造線の真上にあり、パワースポットとして全国的に名高い分杭峠より波動が強いと言われている「磁場坂」。一見すると普通の道路だが、知る人ぞ知るパワースポット。 上高地 日本有数の高原散策コースで知られる上高地。観光客で賑わう河童橋付近から梓川沿いに上流へと向かい、徳沢で折り返すコースは、河童橋右岸の木道から六百山の岩場や焼岳など名山を仰ぐことができる。 白駒の池　苔の森 北八ヶ岳山麓に位置し、標高2000mを超える場所にある湖として、日本最大の池が「白駒の池」。その周辺には、シラビソやコメツガなどの原生林が広がり、原生林の下には「日本の貴重な苔の森」である苔の絨毯が広がる。 皆神山 長野市松代の地にある標高659mの溶岩ドーム。周囲の山並みと異なる山容から「日本最古のピラミッド」とも呼ばれており、UFOの目撃情報があるなどの、不思議な逸話が古代から現代に至るまで数多く存在している謎多き場所だ。 万治の石仏 諏訪大社・下社春宮の脇に静かに鎮座する高さ2mほどの石仏。巨大な石の上に、不思議な表情をした顔がちょこんとのったユニークな石仏で、刻まれた万治3（1660）年の元号から、万治の石仏と呼ばれるようになった。 御射鹿池 神に捧げるための鹿を射るという諏訪大社の神事が名前の由来。周辺には長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳中信高原国定公園があり、豊かな自然が広がる。東山魁夷画伯が絵の題材にしたことでも名高い場所だ。