森の県だから各地に素晴らしい「基地」がいっぱい！ 北信州には、森林セラピー基地第1号の一つになった信濃町がある。町が認定する「森林メディカルトレーナー」が森を案内し、「癒しの森の宿」でゆっくり過ごすなど、町を挙げて独自の癒しの森プログラムを長年展開。～失われた時間を取り戻す町～と、うたうのも納得の内容だ。飯山市では、ブナの原生林や湿原などが点在する斑尾高原や、修験道が息づく小菅山麓の古道などが森林セラピーロードに。北陸新幹線の飯山駅からはバス便もある。木島平村で認定されたのが「カヤの平高原」。ブナの原生林や、シラカバ、ダケカンバの林が群生し、静寂の中に力強い生命力をヒシヒシと感じられる場所だ。山ノ内町では志賀高原に、広大な森の中に大小さまざまな池や沼があり、貴重な動植物が観察できる。スノーリゾートだけじゃない！光景がある。

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  癒しの森®（信濃町）
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  斑尾高原（飯山市）
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  カヤの平高原（木島平村）
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  志賀高原 田ノ原湿原（山ノ内町）

東信州、佐久市には2ヵ所。ビギナーでも気軽に立ち寄れ、首都圏から日帰りもできる「平尾の森」と、歴史ある温泉とセットでゆっくり過ごしたい「春日の森」がある。乗馬体験をしたいなら断然、宿泊がおすすめだ。

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  平尾の森（佐久市）
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  春の森（佐久市）

北アルプスエリアの小谷村では、高山植物が豊富な高原を散策したり、古道「塩の道」などを歩くプログラムのほか、保健師による健康診断プランもある。冬の深々とした銀世界を歩くのも非日常体験になるだろう。

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  雨飾高原（小谷村）
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  塩の道（小谷村）

日本の森林浴発祥の地 内容充実のプログラム 木曽路エリアでは上松町の「赤沢自然休養林」が認定。国内初の森林浴大会が開催され、森林浴発祥の地ともいわれる。樹齢約300年の木曽ひのきが林立する森を歩くと、ヒノキならではのさわやかな香りが心を癒す。 伊那路・南信州エリアの南箕輪村は「信州大芝高原みんなの森」が認定されている。フラットなコースのほか、テニスコートなど、さまざまなスポーツ施設を完備しているので、気軽に楽しめる。阿智村にあるのは、カラマツの森が広がる「ヘブンスそのはら」。南アルプスの眺望と日本一といわれる星空でリラックス。松川町では、「まつかわの里およりての森」が認定されており、15分～40分の森林浴散策を楽しんだ後は、温泉宿泊施設などでのんびりと過ごそう。

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  信州大芝高原みんなの森（南箕輪村）
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  ヘブンスそのはら（阿智村）

いずれの森林セラピー基地もコースが整備され、食や体験を取り入れたオリジナルツアーやプログラムが設けれられている。いろいろな目的や視点で、自分なりに楽しみ、心身ともにスッキリと癒されるはずだ。